- 2009年2月15日
- [ センター現代文 ]
◎EVERGREEN・解答例 【7】◎
問一
(書くべきポイント)
・一般には「神権説↓民約説」の変遷を必然的発展と捉える
・筆者 しかし疑わしい。
人間が何かを信じるには、神的なものに頼る必要がある
神権説と民約説は、その神の形式の変化にすぎない
いずれも永遠に政治的作用を保持していく
(解答例)
一般に、「神権説から民約説」の変遷を必然的発展と捉えているが、それは疑わしい。人間が何かを信じるには、神的なものに頼る必要があり、神権説と民約説は、その神の形式の変化にすぎない、従っていずれも永遠に政治的作用を保持していくのである。(112)
問二
(書くべきポイント〉
・「法の根拠を何に求めるか」による違い
・「人々の心的基盤」の違い
・「社会統治のあり方」の違い
(民約説)
法の根拠を神ではなく人間自身に求める考え方のことを言うが、人間が自由独立を欲する強気な気持ちを持つ時代の要請に応えて、人々自らが自らを支配統治するデモクラシー的な政治を支える理論となる。
(神権説)
法の根拠を神に求める考え方のことを言うが、人間が他人に頼って安全を希う弱気な気持ちを持つ時代の要請に応えて、神的な英雄を生む。人々が神の摂理、英雄の統治に服することで、社会が統治されていく。
(書くべきポイント)
・一般には「神権説↓民約説」の変遷を必然的発展と捉える
・筆者 しかし疑わしい。
人間が何かを信じるには、神的なものに頼る必要がある
神権説と民約説は、その神の形式の変化にすぎない
いずれも永遠に政治的作用を保持していく
(解答例)
一般に、「神権説から民約説」の変遷を必然的発展と捉えているが、それは疑わしい。人間が何かを信じるには、神的なものに頼る必要があり、神権説と民約説は、その神の形式の変化にすぎない、従っていずれも永遠に政治的作用を保持していくのである。(112)
問二
(書くべきポイント〉
・「法の根拠を何に求めるか」による違い
・「人々の心的基盤」の違い
・「社会統治のあり方」の違い
(民約説)
法の根拠を神ではなく人間自身に求める考え方のことを言うが、人間が自由独立を欲する強気な気持ちを持つ時代の要請に応えて、人々自らが自らを支配統治するデモクラシー的な政治を支える理論となる。
(神権説)
法の根拠を神に求める考え方のことを言うが、人間が他人に頼って安全を希う弱気な気持ちを持つ時代の要請に応えて、神的な英雄を生む。人々が神の摂理、英雄の統治に服することで、社会が統治されていく。